英語の勉強は、やり方を変えるだけでは足りないことがあります。
やり方が正しくても、量が足りなければ速くなりません。
自転車の乗り方を教わっても、漕がなければ乗れないのと同じです。
塾で、何百回も見てきました。
この記事では「読む量」の話をお伝えします。
- 返り読みを直しても、まだ英語長文が遅いお子さんがいる方
- 問題集を買い替えるか、迷っている方
- 何を・どれだけ読ませればいいか知りたい方
- やり方が正しくても、量が足りないと速くならない
- 毎日5分でいい。続けることが全て
- 教科書・やさしい問題集・好きな記事が入口
「返り読みをやめたのに、まだ遅い」
前回、Aさんは「返り読み」を直しました。
少しずつ改善しています。でも、模試になると、まだ時間が足りない。

先生、
ちゃんと前に進むようにしてるんですけど、まだ時間が足りなくて。

普段、英語の文章はどのくらい読んでる?
自転車って、乗り方を教わっただけで乗れた?
答えは「ノー」です。
実際に漕がないと、乗れるようにはなりません。
やり方を直しても、漕ぐ量が足りなければ、速くはなりません。
あとは、量だけです。
どのくらい読めばいいのか


英語が得意な子って、
毎日30分くらい読んでるんですか?

最初は5分でいいんです。
少ないくらいが、ちょうどいい。
なぜ5分か。
30分やろうとすると、続かないからです。
5分なら続く。そして、続けることが全てです。
毎日5分と、週1回30分。
合計で多いのは、毎日5分のほうです。
| 項目 | 週1回30分 | 毎日5分 |
|---|---|---|
| 1ヶ月の合計 | 約120分 | 約150分 |
| 続けやすさ | 続きにくい | 続けやすい |
| 力のつき方 | 間があいて忘れる | 毎日で定着する |
何を読ませればいいのか
読む素材は、3つがおすすめです。
どれも、ハードルは低くて大丈夫です。
① 教科書の本文
一番ハードルが低いのが、教科書です。
すでに習った内容なので、単語も構文もわかります。

教科書って、
簡単すぎませんか?

簡単なものをスラスラ読めるのが先です。
緩やかな坂をスイスイ登れてから、急な坂へ。
② やさしい長文問題集
書店で「やさしい」「基礎」と書かれたものでいいです。
難しすぎると「読めない→嫌いになる→やめる」の最悪ルートに入ります。
多くの子が、この道を通ってきます。
だからこそ、簡単なものから始めるのが正解です。
③ 好きなジャンルの英語記事
好きなスポーツ選手や音楽アーティストの英語記事も、おすすめです。
興味があれば、知らない単語でも調べる気になります。

好きなサッカー選手の記事なら、読めそうです。
でも、英語の記事って難しくないですか?

最初はわからない単語だらけでいい。
前に進む練習として読む。
前回の返り読みの話と、同じです。
3ヶ月後のAさん

毎日5分。
サッカー選手の英語記事と、教科書の本文を読み続けたAさん。

先生、模試の英語、最後まで解けました。
5分、余りました。

前回は10分足りなかったよね。
15分も変わった。毎日5分の積み重ねで。

先生、
うちの子、変わりましたね。
やったことは、2つだけです。
やり方を直して、量を増やした。
それが、全部です。
保護者の方へ
英語長文で伸び悩んでいるとき、問題集を買い替える前に、一度確認してみてください。
「毎日どのくらい、英文を読んでいますか?」
やり方を直しても、量が足りなければ速くなりません。
毎日5分でいい。教科書でいい。好きな記事でいい。
「今日、5分だけ読んでみよう」。
その一言が、第一歩になります。
- 速くならないのは、読む量が足りないから
- 毎日5分。週1回30分より、ずっと多い
- 教科書・やさしい問題集・好きな記事が入口
- やり方を直して、量を増やす。それが全部
塾講師から一言

15年、2,000人以上を見てきました。
伸び悩む子の多くは、才能ではなく、読む量が足りていないだけです。
量は、毎日5分から必ず増やせます。
よくある質問
毎日5分で、本当に足りますか?
まずは「続く量」が大切です。毎日5分は、週1回30分に勝ります。慣れたら、少しずつ増やせます。
何を読ませればいいですか?
教科書・やさしい問題集・好きなジャンルの英語記事、この3つがおすすめです。
簡単すぎる教材で、力がつきますか?
つきます。簡単なものをスラスラ読める状態が、難しい文章を読む土台になります。
わからない単語だらけでも大丈夫?
大丈夫です。止まらず前に進む練習として読めば、読むスピードが育っていきます。
まとめ
返り読みを直しても速くならないのは、読む量が足りないからです。
毎日5分、簡単な英文を読み続けるだけで、3ヶ月後には別人になります。
教科書・やさしい問題集・好きな記事が入口です。
自転車と同じ。漕ぎ続ければ、体が覚えます。
実は、量を増やすとき「あること」を意識しないと、伸び率が半分以下になります。
次回は、その「たった一つの意識」を、実際の塾での事例をもとに解説します。
次回をお楽しみに!
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