英語の長文、読み終わったのに何の話かわからない。
これ、読む力がない子の話ではありません。
むしろ、真面目に読もうとする子ほど陥る落とし穴です。
塾で、何度も見てきました。
この記事では、その解決法をお伝えします。
- 英語長文を読んでも内容がつかめないお子さんがいる方
- 丁寧に読んでいるのに、設問が解けない方
- 読解の”コツ”を知りたい方
- 原因は「木を見て森を見ず」
- 段落ごとに「一言で何の話?」と止まる
- 地図を作りながら読むと、設問が解ける
「読みました。でも何の話かわかりません。」
ある日の塾での出来事です。
中学生のBさん。読むスピードは、少しずつ速くなっていました。

先生、英語の長文、読み終わりました。
でも…何の話か、わかりません。

大丈夫。それ、すごくよくあるパターンなんです。
Bさんだけじゃありません。
「読めた。でも何の話かわからない」
これは、読む力がない子の話ではありません。
むしろ、真面目に読もうとする子ほど陥ります。
では、なぜそうなるのでしょうか。
「木を見て森を見ず」問題


単語の意味を、
一個一個ちゃんと確認しながら読んでます。

丁寧だね。でも、それが原因かもしれない。
丁寧に読みすぎて、全体像を見失っているんです。
木を一本ずつ丁寧に見ていると、森がどんな形か見えなくなる。
まさに「木を見て森を見ず」です。
解決法はシンプル。
一段落読んだら止まって「一言で言うと、この段落は何の話?」と自分に聞く。
日本語で、なんでもいい。
「主人公が困っている話」でも「科学の説明」でも大丈夫です。
シンプルなことが、一番効きます。
実際にやってみた
さっそく、Bさんに段落ごとに止まりながら読んでもらいました。
1段落目は「外国の子どもが学校に行けない話」
2段落目は「その理由の説明」
3段落目は「解決しようとしている人たちの話」
では、全体は?——「教育問題の話」
段落ごとに止まっただけで、話の全体が見えてきました。

あれ、わかった。
なんか、地図を確認しながら歩いてる感じですね。

最高の例えです。
今までは、地図も見ずに歩いていたんですね。
設問が解きやすくなる理由

段落ごとに止まると、
何がどう変わるんですか?

設問を見たとき、どこに答えがあるかがわかります。
全部を読み直さずに済むんです。
「3段落目は気持ちの話だったな」とわかっていれば、気持ちを問う設問は、3段落目だけを見ればいい。
地図があれば、目的地に最短で行けます。
| 項目 | 木を見て森を見ず | 段落ごとに一言 |
|---|---|---|
| 読み終えた後 | 何の話かわからない | 全体像がつかめる |
| 設問の探し方 | 全部を読み直す | 該当の段落だけ見る |
| 解くスピード | 時間が足りない | 最短で答えに届く |
2ヶ月後のBさん


先生、設問を見たら「あ、あの段落だな」ってわかるように。
今は、止まらないと不安です。

地図を作りながら読めるようになったね。
それが、全部です。

「読んだのに何の話かわからない」が、
なくなりました。
段落ごとに、一言で確認するだけ。
たったそれだけで、読み方は変わります。
保護者の方へ
お子さんが「読んだけど何の話かわからない」と言っていたら、こう聞いてみてください。
「段落ごとに止まって、一言で何の話か言えてる?」
答えられなければ、それが原因です。
難しいことは、何もありません。
「今日から、段落ごとに止まってみよう」。
その一言が、第一歩になります。
- 原因は「木を見て森を見ず」
- 段落ごとに「一言で何の話?」と止まる
- 地図を作りながら読むと、設問の答えが探せる
- シンプルなことが、一番効く
塾講師から一言

15年、2,000人以上を見てきました。
「読めるのに、わからない」子は、とても多いです。
読む力の問題ではなく、全体像を掴む習慣がないだけ。
段落ごとの一言で、必ず変わります。
よくある質問
読んでも、内容が頭に残りません。
段落ごとに「一言で何の話?」と止まる習慣をつけてみてください。全体像がつかめます。
一言まとめは、英語で作るべきですか?
日本語で大丈夫です。まずは「話の流れ」を掴むことが目的です。
時間がかかりませんか?
慣れると数秒で済みます。むしろ読み直しが減り、全体では速くなります。
設問を解くとき、どう役立ちますか?
「どの段落に答えがあるか」がわかり、その段落だけを見ればよくなります。
まとめ
「読んだのに何の話かわからない」のは、木を見て森を見ずの状態です。
段落ごとに「一言で何の話?」と自分に聞くだけで、変わります。
地図を作りながら読む感覚がつくと、設問の答えの場所もわかります。
まずは今日、段落ごとに止まってみてください。
この「段落ごとに一言」には、もう一段階の応用があります。
できるようになると、記述問題で点数が一気に変わります。
次回は、その活かし方を、実際の塾での事例をもとに解説します。
お楽しみに!

