返り読みを直しても英語が読めない理由ー塾講師15年ー

A Japanese student reading English every day like riding a bicycle, growth and progress concept, bright hopeful flat illustration, warm colors.

英語の勉強は、やり方を変えるだけでは足りないことがあります。

やり方が正しくても、量が足りなければ速くなりません。
自転車の乗り方を教わっても、漕がなければ乗れないのと同じです。

塾で、何百回も見てきました。
この記事では「読む量」の話をお伝えします。

この記事はこんな人向け
  • 返り読みを直しても、まだ英語長文が遅いお子さんがいる方
  • 問題集を買い替えるか、迷っている方
  • 何を・どれだけ読ませればいいか知りたい方

この記事のポイント
  • やり方が正しくても、量が足りないと速くならない
  • 毎日5分でいい。続けることが全て
  • 教科書・やさしい問題集・好きな記事が入口

「返り読みをやめたのに、まだ遅い」

前回、Aさんは「返り読み」を直しました。
少しずつ改善しています。でも、模試になると、まだ時間が足りない。

生徒
生徒

先生、

ちゃんと前に進むようにしてるんですけど、まだ時間が足りなくて。

ポン先生
ポン先生

普段、英語の文章はどのくらい読んでる?

自転車って、乗り方を教わっただけで乗れた?

答えは「ノー」です。
実際に漕がないと、乗れるようにはなりません。

やり方を直しても、漕ぐ量が足りなければ、速くはなりません。

あとは、量だけです。

どのくらい読めばいいのか

自転車を練習する子

生徒
生徒

英語が得意な子って、

毎日30分くらい読んでるんですか?

ポン先生
ポン先生

最初は5分でいいんです。

少ないくらいが、ちょうどいい。

なぜ5分か。
30分やろうとすると、続かないからです。

5分なら続く。そして、続けることが全てです。
毎日5分と、週1回30分。

合計で多いのは、毎日5分のほうです。

項目週1回30分毎日5分
1ヶ月の合計約120分約150分
続けやすさ続きにくい続けやすい
力のつき方間があいて忘れる毎日で定着する

何を読ませればいいのか

読む素材は、3つがおすすめです。
どれも、ハードルは低くて大丈夫です。

① 教科書の本文

一番ハードルが低いのが、教科書です。
すでに習った内容なので、単語も構文もわかります。

保護者
保護者

教科書って、

簡単すぎませんか?

ポン先生
ポン先生

簡単なものをスラスラ読めるのが先です。

緩やかな坂をスイスイ登れてから、急な坂へ。

② やさしい長文問題集

書店で「やさしい」「基礎」と書かれたものでいいです。
難しすぎると「読めない→嫌いになる→やめる」の最悪ルートに入ります。

多くの子が、この道を通ってきます。
だからこそ、簡単なものから始めるのが正解です。

③ 好きなジャンルの英語記事

好きなスポーツ選手や音楽アーティストの英語記事も、おすすめです。
興味があれば、知らない単語でも調べる気になります。

生徒
生徒

好きなサッカー選手の記事なら、読めそうです。

でも、英語の記事って難しくないですか?

ポン先生
ポン先生

最初はわからない単語だらけでいい。

前に進む練習として読む。

前回の返り読みの話と、同じです。

3ヶ月後のAさん

時間内に解き終えて笑顔の中学生

毎日5分。
サッカー選手の英語記事と、教科書の本文を読み続けたAさん。

生徒
生徒

先生、模試の英語、最後まで解けました。

5分、余りました。

ポン先生
ポン先生

前回は10分足りなかったよね。

15分も変わった。毎日5分の積み重ねで。

保護者
保護者

先生、

うちの子、変わりましたね。

やったことは、2つだけです。
やり方を直して、量を増やした。

それが、全部です。

保護者の方へ

英語長文で伸び悩んでいるとき、問題集を買い替える前に、一度確認してみてください。
「毎日どのくらい、英文を読んでいますか?」

やり方を直しても、量が足りなければ速くなりません。
毎日5分でいい。教科書でいい。好きな記事でいい。

「今日、5分だけ読んでみよう」。
その一言が、第一歩になります。

ここまでのポイント
  • 速くならないのは、読む量が足りないから
  • 毎日5分。週1回30分より、ずっと多い
  • 教科書・やさしい問題集・好きな記事が入口
  • やり方を直して、量を増やす。それが全部

塾講師から一言

ポン先生
ポン先生

15年、2,000人以上を見てきました。

伸び悩む子の多くは、才能ではなく、読む量が足りていないだけです。

量は、毎日5分から必ず増やせます。

よくある質問

毎日5分で、本当に足りますか?

まずは「続く量」が大切です。毎日5分は、週1回30分に勝ります。慣れたら、少しずつ増やせます。

何を読ませればいいですか?

教科書・やさしい問題集・好きなジャンルの英語記事、この3つがおすすめです。

簡単すぎる教材で、力がつきますか?

つきます。簡単なものをスラスラ読める状態が、難しい文章を読む土台になります。

わからない単語だらけでも大丈夫?

大丈夫です。止まらず前に進む練習として読めば、読むスピードが育っていきます。

まとめ

返り読みを直しても速くならないのは、読む量が足りないからです。
毎日5分、簡単な英文を読み続けるだけで、3ヶ月後には別人になります。

教科書・やさしい問題集・好きな記事が入口です。
自転車と同じ。漕ぎ続ければ、体が覚えます。

実は、量を増やすとき「あること」を意識しないと、伸び率が半分以下になります。
次回は、その「たった一つの意識」を、実際の塾での事例をもとに解説します。

次回をお楽しみに!
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