ゲームで英単語が覚えられる理由ー塾講師15年がRPGで解説ー

ゲームで英単語を覚えようというイラスト

「encounter」という英単語を、ゲーム好きの子は一発で覚えます。

エンカウント——敵と遭遇する

あの瞬間の言葉です。
実はこれ、中学英語で出てくる単語なんです。

ゲームをやっている子は、単語帳を開かなくても、もう知っています。
この記事では、その理由と、英語の勉強につなげる方法をお伝えします。

この記事はこんな人向け
  • 「英語だけ苦手」で単語が覚えられないお子さんがいる方
  • ゲームばかりで勉強しない、と悩んでいる方
  • 楽しみながら英語を伸ばす方法を知りたい方

この記事のポイント
  • RPG好きの子は、気づかないうちに英単語を覚えている
  • 感情が動いた記憶は忘れにくい(赤シートより強いことも)
  • ゲームの言語設定を英語にすると、さらに伸びる
RPGゲームをする中学生と隣で驚く保護者

「英語だけダメ」な子が、実は英単語を知っている理由

「英語だけ点数が上がらない」
保護者の方から、よく聞く言葉です。

保護者
保護者

うちの子、英語だけ点数が上がらなくて。

単語が覚えられないみたいで。

ポン先生
ポン先生

RPGをやっているなら、英単語はもう知っていますよ。

気づいていないだけです。

「エンカウント」という言葉、聞いたことはありませんか。
敵と思いがけず出会う、あの場面のことです。

英語では encounter。

意味は「思いがけず出会う」。


中学英語で出てくる単語です。

ゲームで何度も見て、もう耳になじんでいます。

他にもあります。

potion、status、equipment、experience、critical。


どれも中学英語で登場する単語です。

なぜゲームで覚えた英単語は忘れにくいのか

理由はシンプルです。
感情が動いた記憶は、残りやすいからです。

「うわ、強い敵が出た!」
そんな場面で出てきた encounter は、なかなか忘れません。

補足ポイント

エビングハウスという心理学者の研究では、

人は何もしなければ、覚えたことの約74%を1日で忘れてしまう、と言われています。

ただし、感情が動いた記憶は忘れにくい、という特徴があります。

https://smbiz.asahi.com/article/14828411

単語帳を赤シートで隠して覚える方法も、大切です。
ただ、弱点が1つあります。

感情が動きにくいのです。

ゲームで「やばい!」と思いながら出会った単語は、脳に深く刻まれます。
ここが、赤シートとの大きな違いです。

ゲームで覚えている英単語リスト

英単語ラベルのついたRPGアイテムのイラスト

塾でも、よく確認します。
RPGをやっている子は、だいたい次の単語を知っています。

encounter(エンカウント)=思いがけず出会う・遭遇する

potion(ポーション)=回復薬・飲み薬

status(ステータス)=状態・能力値

equipment(エクイップメント)=装備・装備品

experience(エクスペリエンス)=経験・経験値

critical(クリティカル)=急所・重大な

quest(クエスト)=任務・探求

magic(マジック)=魔法・魔術

level(レベル)=水準・段階

大事なのは「なんとなくわかる」という状態です。
この感覚があると、学校で習ったときに一気に定着します。

初めて見る単語と、知っている単語では、覚えるスピードが違います。
ゲームが、いわば予習になっているのです。

ゲームから英語へ、もう一歩広げる方法

さらに伸ばしたいなら、方法は1つです。
ゲームの言語設定を、英語にするだけです。

好きなゲームだから続けられる。

わからない単語は「詰まりたくない」から、自分で調べる。

これが続く勉強法です。

単語帳では調べないのに、ゲームでは調べる。
そこに、動機があるからです。

「ゲームのため」でも「推しの海外記事を読みたい」でもいい。
動機さえあれば、勉強は続いていきます。

実際に変わった生徒の話

生徒
生徒

先生、英語の長文に encounter が出てきました。

遭遇する、ですよね?

ポン先生
ポン先生

正解。

どこで覚えたの?

返ってきた答えは「ゲームです」
それでいいんです。

RPGをやってきた子は、長文の中で「あ、知ってる」が続きます。
知っている単語が多いほど、文章は読みやすくなります。

ゲームが、長文読解の武器になっているのです。

項目ゲームで覚えた単語単語帳で覚えた単語
感情の動き大きい小さい
忘れにくさ忘れにくい忘れやすい
続けやすさ楽しく続く続きにくい
自分で調べる意欲高い低い

ここまでのポイント
  • RPG好きの子は、気づかず英単語を覚えている
  • 感情が動いた記憶は忘れにくい
  • 「なんとなくわかる」が定着を早める
  • 言語設定を英語にすると、さらに伸びる

塾講師から一言

ポン先生
ポン先生

15年、2,000人以上の生徒を見てきました。

RPGをやっている子に「ゲームのせいで英語ができない」とは、私は言えません。

むしろ、ゲームが英語の入り口になった子を、何人も見てきました。

よくある質問

ゲームをすれば英語ができるようになりますか?

ゲームだけで完璧にはなりません。ただ「知っている単語」が増え、学校の勉強が定着しやすくなります。

どんなゲームでも英単語を覚えられますか?

英語由来の言葉が多いRPGが、特におすすめです。potion や quest など、中学英語と重なる言葉がよく出てきます。

言語設定を英語にすると、本当に勉強になりますか?

なります。わからない単語を自分で調べる習慣がつき、生きた英語にふれられます。

ゲームのやりすぎが心配です。

時間のルールは必要です。そのうえで「英語の入り口」として前向きにとらえると、見方が少し変わります。

まとめ

RPGをやっている子は、気づかないうちに英単語を覚えています。
感情が動いた記憶は忘れにくく、赤シートより強いこともあります。

ゲームで「知っている」状態を作れば、授業で一気に定着します。
もう一歩進めたいなら、言語設定を英語にしてみてください。

保護者
保護者

ゲームのおかげで

英語ができるなんて、思いもしませんでした。

お子さんの勉強のことで悩んだら、ぜひ他の記事ものぞいてみてください。
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次回は、オタクな子の一番の武器「のめり込む力」について、実際の塾での事例をもとにお話しします。
お楽しみに!

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