ゲームに集中できる子は勉強もできるー塾講師15年が解説ー

ゲームに集中できる子は勉強もできる

6時間ゲームができる子は、6時間勉強できる素質があります。


のめり込む力は、才能です。

ところが、多くのご家庭でそれは「ゲーム依存」と呼ばれています。
この記事では、その力を勉強に向ける方法をお伝えします。

この記事はこんな人向け
  • 「うちの子は集中力がない」と悩んでいる方
  • ゲームばかりで勉強しない、と困っている方
  • ゲームで鍛えた力を、勉強に活かしたい方

この記事のポイント
  • 集中力は才能ではなく「楽しさ」から来る
  • のめり込む力=集中力・継続力・探求心
  • 好きなことと勉強をつなげれば、力は勉強に向かう

「集中力がない」子に、本当は集中力がある理由

ゲームに没頭する子と困り顔の保護者

「うちの子、集中力がなくて」
よく聞くお悩みです。

保護者
保護者

勉強は5分で飽きるのに、

ゲームは6時間でも平気で。

ポン先生
ポン先生

集中力はありますよ。

ないんじゃなくて、勉強が楽しくないだけです。

集中力は、生まれ持った才能ではありません。
楽しさ」から生まれます。

ゲームが6時間できるのは、楽しいから。
勉強が5分で終わるのは、楽しくないから。

ただ、それだけです。

わかると楽しい。

楽しいとのめり込む。

のめり込むと伸びる。

最初の「わかった!」を作ることが、すべての入口です。

のめり込む力の正体は「集中力・継続力・探求心」

集中力・継続力・探求心の3アイコン

のめり込む力は、3つの要素でできています。


集中力・継続力・探求心。

どれも、ゲームで自然に鍛えられている力です。

① 集中力

ゲーム中の子どもは、完全に集中しています。
話しかけても、聞こえていないほどです。

補足ポイント

この没頭は「フロー」と呼ばれる状態です。

勉強でも起こります。

条件は1つだけ。

「少し難しいけど、なんとかなる」レベルに取り組むこと。

簡単すぎると飽き、難しすぎると諦めます。

ゲームのレベル設定と同じです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/フロー_%28心理学%29

② 継続力

ゲームのレベル上げは、同じ作業の繰り返しです。
それでも続くのは「続ければ必ずレベルが上がる」という確信があるからです。

受験勉強も、まったく同じ構造です。
勉強はレベルが見えにくいので、続けにくいだけ。

テストの点や偏差値で「レベルアップ」を実感できると、続けやすくなります。
成績表は、いわばステータス画面です。

③ 探求心

生徒
生徒

先生、織田信長って本当に天才だったんですか?

ゲームで使ったら強くて、本も4冊読みました。

ポン先生
ポン先生

その4冊は、教科書より詳しいよ。

入口はゲームでいいんです。

「もっと知りたい」は、勉強の一番のエンジンです。
火がつく入口は、ゲームでも漫画でもかまいません。

大事なのは、その気持ちが続くかどうかです。

のめり込む力ゲームでの場面勉強での場面
集中力敵と戦い、没頭する少し難しい問題に集中する
継続力レベル上げを繰り返す毎日の演習を積み重ねる
探求心強い武将をもっと知りたくなる興味から本や資料へ広がる

のめり込む力を勉強に転換する3つの方法

では、その力を勉強に向けるには、どうすればいいのか。
方法は、3つあります。

方法① 好きなことと勉強をつなげる

歴史が好きなら、ゲームで歴史を学ぶ。
英語が苦手なら、好きなゲームを英語設定にする。

つなげると「好きなこと」が「勉強」に変わります。
前回の「ゲームで英語」の話も、ここにつながります。

方法② 「わかる」体験を先に作る

のめり込むきっかけは「わかった!」の瞬間です。
だから、簡単な問題から始めます。

「こんな簡単な問題を?」と思うくらいでいい。
解けると嬉しい。

もう一問やりたくなる。

それが入口です。

ゲームも、いきなりラスボスは出てきません。

最初は簡単なステージから。

勉強も、それで大丈夫です。

方法③ 時間を決めて、のめり込ませる

「今から30分は、勉強に完全にのめり込む時間」
そう決めて、その間は声をかけない。

補足ポイント

勉強中に声をかけるのは、ラスボス戦の途中でセーブせずに電源を切るのと同じです。

のめり込んでいるときの中断は、集中を切ってしまいます。

時間を決めて、その間はそっと見守ってあげてください。

実際に変わった生徒の話

生徒
生徒

先生、最近、勉強が少し楽しくなってきました。

わかる問題が増えて、気づいたら1時間経ってて。

ポン先生
ポン先生

フロー状態だね。

ゲームで鍛えた集中力が、勉強に使えたんだよ。

ゲームを否定する必要はありません。
使い方を、少し考えてあげるだけです。

ここまでのポイント
  • 6時間ゲームできる子は、6時間勉強できる素質がある
  • 集中力は才能ではなく「楽しさ」から来る
  • ゲームのレベル上げと受験勉強は同じ構造
  • のめり込む時間は、邪魔しない

塾講師から一言

ポン先生
ポン先生

15年、2,000人以上の生徒を見てきました。

「集中力がまったくない子」に会ったことは、実はほとんどありません。

多くは、集中の向け先が、まだ見つかっていないだけなんです。

よくある質問

ゲームばかりで勉強しません。どうすれば?

集中力そのものはあります。「好きなこと」と勉強をつなげ、まず「わかる」体験を作ることから始めてみてください。

集中力は生まれつきの才能ですか?

いいえ。「少し難しいけど、なんとかなる」課題に楽しく取り組めると、誰でも集中しやすくなります。

勉強中に声をかけてはいけませんか?

のめり込んでいる間は、避けたほうが安心です。中断は集中を切ってしまいます。時間を決めて、その間は見守りましょう。

ゲームの時間はどうすればいいですか?

否定より「使い方」です。時間のルールは決めつつ、好きな気持ちを勉強の入口として活かしましょう。

まとめ

6時間ゲームができる子には、6時間勉強できる素質があります。
集中力は才能ではなく、楽しさから生まれます。

わかる→楽しい→のめり込む→伸びる
この流れを作れば、ゲームで鍛えた力は勉強にも向かいます。

保護者
保護者

ゲームを頭ごなしに否定しなくて、

本当によかったです。

今から30分だけ、完全にのめり込んでみよう
まずは、その一言をかけてみてください。

お子さんの勉強のことで悩んだら、ぜひ他の記事ものぞいてみてください。
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次回は「のめり込みすぎたとき、どう制御するか」を、実際の塾での事例をもとにお話しします。
次回もお楽しみに!

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