高校の合格実績、数字だけ見ていませんか。
「〇〇大学合格10名」という数字の裏に、何が隠れているか知っていますか。
知らないまま高校を選ぶと、3年後に後悔する可能性があります。
塾で、何百回も見てきました。
- これから高校を選ぶお子さんがいる方
- 偏差値と合格実績だけで選びそうな方
- 推薦入試を見据えて高校を選びたい方
- 合格実績は「内訳(推薦/一般)」まで見る
- 進路指導の手厚さ・指定校推薦の枠を確認
- 中学の順位は、高校の順位ではない
「いい高校に入れれば大丈夫」という誤解
塾をやっていると、毎年同じことが起きます。

うちの子、地域で一番の進学校に合格したんです!
これで大学受験も安心ですよね?

おめでとうございます。
ただ、その高校の合格実績、一般入試と推薦の内訳は見ましたか?
合格者数だけ見て、内訳を見ていない。
多くの方が、ここでつまずきます。
「〇〇大学合格10名」でも、8名が推薦・2名が一般の高校もあれば、全員一般の高校もあります。
推薦で行きたいなら、推薦のサポートが手厚い高校を選ばないと意味がありません。
入ってから気づいても、遅いのです。
偏差値と実績だけで、選んでいませんか

もう一つ。
志望校の雰囲気・校風・進路指導の方針まで、調べていますか。
偏差値と合格実績だけ、という方が多いです。
レストランでいうと、星の数と値段だけ見て予約するようなもの。
行ってみたら雰囲気が合わなかった、では遅い。
高校も同じです。
偏差値が高くても、お子さんの性格や目指す方向と合わなければ、3年間しんどくなります。
課外活動がほとんどない高校で推薦を狙うのは、砂漠で魚を釣ろうとするようなもの。
高校選びの時点で「推薦に強いか」を確認してください。
高校選びで確認すべき3つのこと

① 合格実績の「内訳」を見る
合格者数より、内訳が大事です。
学校説明会で「合格実績のうち、推薦と一般の割合を教えてください」と直接聞いてください。
むしろ、聞かないと危ない。
きちんと答えてくれない高校は要注意。
実績を良く見せたいだけの可能性もあります。
② 進路指導の「手厚さ」を確認する
推薦入試は、学校のサポートがないと厳しいです。
志望理由書・面接練習・活動実績のまとめ方。
多くは、学校の先生と一緒に作り上げていくものです。
「推薦入試に向けた進路指導は、どうやっていますか?」と聞いてみてください。
その答え方で、先生の熱量がわかります。
③ 指定校推薦の「枠の数」を確認する
指定校推薦の枠の数も、高校によって全然違います。
多いほど選択肢が広がりますが、枠があっても倍率が高ければ意味がない。
枠の数と倍率を、両方見ます。
「〇〇大学の指定校枠が3つあり、毎年1〜2名しか応募しない」 こういう高校は、いわば穴場です。
枠と倍率のバランスを、必ず確認してください。
| 確認項目 | 説明会で聞くこと | 見抜けること |
|---|---|---|
| 合格実績の内訳 | 推薦と一般の割合は? | 推薦の強さ |
| 進路指導 | 推薦のサポート体制は? | 先生の熱量 |
| 指定校推薦の枠 | 枠の数と応募倍率は? | 穴場かどうか |
地元の国立大学を、あなどってはいけない

もう一つ、
絶対に知っておいてほしい話があります。

地元の国立大学なら、
うちの子でも狙えるかなって思っていて…

多くの方が、そう思います。
でも、中学の順位は、高校の順位ではないんです。
中学で上位10%だった子が、進学校に入った途端、真ん中になる。
よくあることです。
中学は、地域の子全員が集まります。
でも進学校は「勉強ができる子」が集まる場所です。
池の中で一番大きかった魚も、大きな池に入れば普通の魚になる。
地元国立を一般入試で狙うなら、その大きな池でも上位に。
だからこそ、推薦というルートを準備する意味があります。
保護者の方へ
高校選びは、大学受験の入口です。
偏差値だけで選ぶのは、レストランを星の数だけで選ぶのと同じ。
「こんなはずじゃなかった」では遅いのです。
確認してほしいのは、3つだけです。
- 合格実績の内訳(推薦と一般の割合)
- 進路指導の手厚さ(先生の熱量)
- 指定校推薦の枠の数と倍率
そして、中学の順位は高校の順位ではありません。
地元の国立大学は、思っている以上にハードルが高い。
だからこそ、今から準備する意味があります。
高校見学では「推薦入試の合格実績と、サポート体制を教えてください」と聞いてみてください。
目を輝かせて答えてくれる先生がいる高校を、選んでほしいです。
- 合格実績は「内訳」まで確認する
- 進路指導の熱量が、天と地の差を生む
- 指定校推薦は「枠の数と倍率」を両方見る
- 中学の順位は、高校の順位ではない
塾講師から一言

15年、2,000人以上を見てきました。
同じ偏差値の高校でも、推薦のサポート次第で3年後は大きく変わります。
数字の裏側まで見て、お子さんに合う高校を選んであげてください。
よくある質問
偏差値の高い高校なら安心ですよね?
偏差値だけでは判断できません。合格実績の内訳や、推薦のサポート体制も確認しましょう。
合格実績のどこを見ればいいですか?
合格者数より「推薦と一般の割合」です。説明会で直接聞くのが、確実です。
指定校推薦の枠は、どう調べますか?
学校説明会や進路資料で確認できます。枠の数と、実際の応募倍率を両方見ましょう。
地元の国立大学は、狙いやすいですか?
思っている以上にハードルは高いです。だからこそ、推薦などのルートを早めに準備しましょう。
まとめ
高校選びは、大学受験を決めます。
合格実績は内訳まで。
進路指導の熱量が差を生む。
指定校推薦は、枠と倍率を確認します。
中学の順位は、高校の順位ではありません。
地元の国立大学も、甘くない。
だからこそ、早めの準備が効いてきます。
ここまで4回、推薦入試の全体像をお伝えしました。
「うちの子のケースでは、何から始めればいい?」
そこが、一番知りたいですよね。
次回は保存版、学年別・タイプ別の推薦入試 完全対応マニュアルをお届けします。
お楽しみに!

